不必要な善意 

わが庭の 宮居に祭る 神々に 世の平らぎを いのる朝々 (昭和天皇)

◎  先人の知恵と日本らしさ 

風邪は本懐したようだが、背中・肩の痛みが思わしくない

風呂上がりの短時間だけパソコンの前に座る事ができる

じきに座っていることが苦痛になり、横になる事に・・・

明日から4~5日は今月一番の難工事に着手するため

気力が残っていれば更新する予定ですのでご理解を



さて、日本の地方には【字(あざ)】と言うものが有る

有ると言うより「あった」と言うべきか?

大字(おおあざ)とか小字(こあざ)と呼び、集落などを特定する

地名の一部である


 * これから書くことが間違いであるかもしれない事を一応断っておきます 


未だに記憶に残る広島市の土砂災害

あの土地は、広島市安佐南区 八木地区 と呼ばれていることは

誰でも知っています

どうしてあのような場所を造成して宅地にしたのか、疑問に感じている人もいると思います

あれが天災だったか人災だったかはここでは言及しませんが・・・



私が聞いたある説によれば、あの土地は 八木地区 と呼ばれる以前(かなり昔)には

山羊蛇落地悪谷 やぎじゃらくじあしだに と呼ばれる地区だったそうです

それが何時のころからか 八木上楽芦谷 やぎじょうらくあしや と呼ばれ

その後、 八木 やぎ と呼ばれることになったそうなのです


つまり、昔は蛇が降りるような水害が多かったからともいわれていて

それが 蛇落地 の謂われだそうです・・・

さらに、そんな土地・悪しき谷だから 悪谷(あしだに) と呼ばれたと聞きました


蛇が降りるようなとはイメージできないですが、私の考えでは大雨で山が

抱えきれなくなった雨水が、細い川のように斜面を下った様子から

まるで蛇が山を下りてくるように感じて、先人の方々がそのように表現したのでは

ないかと思っています

大昔の人たちが【土砂崩れが起こりやすい地】であることを警告する

意味で、「字名」に残してくれたのかもしれないと思っています


通説では、字、小字は自然災害や地質、土壌などに由来したものが

多いとも言い、危険を避けるための「知恵」として永く伝えられたようです


それが時代と共に、当て字や読み変え、好字などに変えられて、その痕跡を

留めなくなってしまったと思われます


一例を挙げれば、【梅】 ウメ という読みのある地名は、元は【埋め】だといい

地崩れなどで埋まった土地の可能性があり、地盤が弱いかもしれないといいます


全国で ホケ、フキ、アナ、クラ、カキ、ウメ、ナベ、フタ、クレ、タイ、アリと付く

字・小字の土地は地滑り、土砂崩れがあった土地の可能性があると言う


カワチ、ナダ、ウシ、サワ、フカ、フケ、リュウなどの地名は過去に

大きな水害を経験した土地の可能性が高い


ヒロ、カガ、カチ、スカ、フクラ、アマベが付く土地は過去に大きな津波が

有った可能性があると言う



こういう事を言っている今も全国各地で宅地造成が行われ、先人の警告

が消されている土地が増えているかもしれないです・・・

言霊の国・日本では、好い字義の文字が好まれて使われていますが

好い文字の地名が「危険な土地」であったことを隠すことにもなりかねません


この日本は先人たちが「音(ことば)」で子孫に伝えてきた文化があり

簡略化や好字化で地名が失われることは、日本が失われることであって

先人の知恵や教えを蔑ろにすることであると私は思います


自分達の身の回りにある「日本らしさ」を守る事から始めなければ

ならないのかもしれないと、つくづく感じています。
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温故知新?治水?

お早うございます
埼玉にも『危ない』ところはたくさんあります
オラ、さんずいのつくところは『水』が出ると教わりました
沼、沢、窪(これも一応さんずい?)
地名を変更して古の伝えし危険を隠し
造成して宅地としました・・・
『美女木』なる地名がありますが
美人の産地ではなく大雨が降ると
直ぐにびしょびしょになったからだそうです

治水の歴史をチラ見すれば
先人様の偉さが身に沁みます

風邪などの体調不良は動きながら調整しました
長屋の爺殿と一緒です
朝は体が辛くても昼ごろにはなんとか・・・
近頃ではこの仕組みを
コントロールが出来るようになりました
あはは

2016/03/05(土) |URL|はしびろこう・ウナ [edit]

音が大事ですね

ウナさん こんにちは

何処までが「先人の教え」で、何処から綺麗ごと(好字)なのか
最近では区別できなくなっています

確実なものは字・小字がカタカナで残るものは間違いなく先人の教えです
先人の教えの多くは「ヒトデナシ」と呼ばれた下層民の知恵でもあります

何と言っても「ヒトデナシ」とは、私たちの祖先なんですから(笑) 大切にしなくては・・・・。

2016/03/07(月) |URL|長屋の爺  [edit]

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