不必要な善意 

わが庭の 宮居に祭る 神々に 世の平らぎを いのる朝々 (昭和天皇)

◎  縄文の大地と母 


私はこのところ暇さえあれば縄文に思いをはせている

平安も平城も飛鳥さえ超えて、古代縄文時代を考えている

おそらくこの先どんなに優秀な考古学者でも縄文の謎を

解くことは無いだろうと思っている

現代人の思考や理論では解明できない事が多すぎるからである


なぜ人間は死んだ者を土に埋めたのか?

土偶とはいったい何だったのか?

貝塚はゴミ捨て場だったのか?

ストーンサークルとはいったい何?



数少ない文献を読んでいても、納得できるものが無い

当然ながら無学の爺にはハードルが高いわけである



最初は、人間はどうして穴を掘って死者を埋葬したのか・・・

土葬とは何だったのだろう

「土に還る」とよく言われる言葉だが、人間は土から生まれて

来たわけでは無い


それなのに「土に還る」と信じる発想は何処から来るのか?

長屋の爺の頭の中は、その事で数日いっぱいである(笑)


俗説と言われるものを全否定しなければ先には進めない

本当にゼロからの始まりである


自分が文明とは無縁の山中に暮らしていて、誰かが死ねばどうするか

まったく考えが浮かばないのである

埋葬すると言うのは既成概念であり 知識が「そうせよ」と導いているが

愛する者の命が尽きたとき、人は何をしようとするだろうか・・・
 



埋葬の概念がない時代、どう考え、どう行動したのだろうか

いくら考えても思い浮かばないが、ひょっとして神祭り、自然崇拝を基準に

するとしたらどんな行動になるのか

人間以外全てのモノに神(精霊)が宿るなら、その神に託すのではないか

そんなことを漠然と考えてみた


天が父なら、大地は母・・・これとて既成の概念だろうが (笑)

樹木が倒れ、その上に新しい芽吹きが出る

生きとし生けるものは最期には朽ちて新しいものの元になる



滅んだ肉体は神に返し、新しい生命を願ったのかもしれない

草木や樹木が芽生え成長する「土壌」こそ生命を産む母として

観ていたのだろうか・・・

その母の元に役目を終えた死者の肉体を返したことが【埋葬】の起源

かもしれない


古代の埋葬跡(墓穴)は「円形」「楕円形」に掘られていると言う

どうして丸かったのかも謎である・・・

土に穴を掘ったことがあると理解できるが、大きく丸い穴を掘る事は

結構大変で、むしろ四角い形に掘るほうが楽なのである(私だけか?)

無意識に掘ったら結果的に丸くなったとは思えないのだ・・・

太陽が「男性」「父」を象徴するならば、月は「女性」「母」を象徴する

命の誕生と消滅は月に委ねられている

月が母であり、大地(土壌)が母であるなら、母なる大地を丸く掘ることは

当然の事だったのか

埋葬とは単に死者を埋めることでは無かった、母に見立てた母体に還すこと

そう考えれば、多少なりとも納得できる気がする


おそらくこの過程でも、現代の概念が影響した論理になっていそうだが

長屋の爺ごときが考えつくことには限界がある

取り敢えずはこういう中間結果で次に行こうと思っている

つぎは「土偶」である・・・どうなることやら(笑)

         つづく
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零れぬ涙は拭けはしません

お早うございます
(本当はこんにちはです)
涙が出そうになりました記事に
ここ数日
私も同じように母を考えていたのです
生みの苦しみというそうですが
ならば
生まずに腹(子宮)に留め置いてくれればよかったのに、です
数回死の淵を覗きましたが
本人(私)に自覚はありませんでした
あとになってかなり危険な状態であったと分かったのです
友人や家人からは
『あんたはほんにへこたれない』とよく言われますが
無我夢中の真っただ中では考える余裕がなかっただけです

命からがら内地に還った父の弱気は一度も聞いたことがありませんが
夜中の嗚咽を一度だけききました
頼りとしていた親方が亡くなった時にです
率直なきもちは
オヤジもなくんだ?でした
なぜかほっとしました・・・

ひとはだれでも母のおなかに還るのではないのでしょうか
そこは丸い盥(たらい)ような形をしているのかも・・・。

2016/02/06(土) |URL|はしびろこう・ウナ [edit]

命の還流

ウナさん こんばんは

一度でも「死の淵」を除いた経験があれば、弱音など吐かないのかもしれません 

恵まれている現代人が「戦争について語る」事に違和感を覚える長屋の爺です
最前線は銃後の比では無かったのでしょう

最近の母を自覚できない生き物は、何かを持たずに産まれてしまった
自分も母から生まれてきたことを自覚できないのでしょう

お母さんは誰から生まれたの?
おばあちゃんは誰から生まれたの?
ご先祖様は・・・誰から?

2016/02/06(土) |URL|長屋の爺 [edit]

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