不必要な善意 

わが庭の 宮居に祭る 神々に 世の平らぎを いのる朝々 (昭和天皇)

◎  神社のおさらい 

通説では縄文時代は狩猟を中心にした時代で

弥生時代は稲作を中心とした農作文化というのが

常識であり、学校でもそう教えられた人が多いのではないか

それって本当だろうか?

歴史だけを観るとそういう解釈も可能なのだが

考古学や科学というフィルターを通してみると

意外なことが解ってきた

弥生文化を水稲(水田稲作)を伴う文化としてきた

常識が崩れ始めている

九州北部地域で紀元前10世紀には稲作が始まっていた

という研究発表が出たことで、従来の常識が揺らいできている

弥生時代は、縄文時代と古墳時代の間に位置する

紀元前3世紀中頃から紀元後3世紀中頃の時代を一般的にそう呼ぶ


新説ではそれより700年も前に、稲作が九州北部でおkなわれていた

ということを、炭素14年代測定法という科学で解明してしまった

常識や定説・通説は日々変化していることを思い知らされる


稲作文化を調べると、とても興味深い事が次から次へと出てきて

あやうくのめり込みそうになった長屋の爺である(笑)

九州北部から瀬戸内西部地方に伝播するのに要した期間は

およそ二百年ほどかかり、摂津・河内には約三百年

奈良盆地には四百年、中部地方には五百年の時間を要しているそうだ

さらに南関東地方には六百年~七百年ほど時間がかかったともいう

ところが東北北部地域には紀元前4世紀には稲作文化が伝わっていた

南関東よりも早く稲作が東北北部に伝播していた事実・・・

その東北北部では紀元前1世紀には稲作を放棄していた事実も

解ってきたと言うから驚きである

ここで何百年と簡単に書いているが、よくよく考えてみると

九州から南関東に稲作が伝わるまで、6~700年もの時間が

かかったという事は

平安から平成までの時代の間を経てようやく伝播したと言う事は

気が遠くなる時間を経て稲作は日本の半分を旅したことになる

今なら短時間・短期間で日本全国に新種の作物が知れ渡り

耕作・栽培される時代になっている

誰がどのような手段で稲作を広めたのか・・・・

農耕民族とか狩猟民族という区分けも、観点を変えなければ

いけない時代になるのかもしれない


神社の「おさらい」をしてみたいと思います


神社

これは誰でも読める漢字で じんじゃ と読む・・・

本当にそう思いますか?

この漢字【神社】を使うようになったのは・・・

じつは、明治時代からだと言う事をご存知ですか?

それまでは神社ではなく【ヤシロ(社)】、【ミヤ(宮)】の

語がもっぱら使われていました

古事記・日本書紀では神社は「かみのやしろ」、神宮は「かみのみや」

と読んでいます

ヤシロは「屋代(や・しろ)」であり、「屋」そのものではなく

屋を建てる領域(区域)を指していたと言います

神を迎えて祀る「まつり」のときに、簡素な神殿を建て

終われば取り払い「聖域」として残された場所

それを古代人は「ヤシロ」と呼んだと言う事です


神霊の依り代(よりしろ)として祭祀の対象となった岩

これを【磐座(いわくら)】といいます

聖域に樹木や枝を立てて祭壇としたもの

これを【神籬(ひもろぎ)】といいます

岩や石を積み重ね(並べ)て作られた祭場

これを【磐境(いわさか)】といいます




奈良時代末期以降に「神社」「社」のことを

【モリ】と読むようになります

どうして、そう読まれたのかを考えると、神社とは

鬱蒼(うっそう)と茂った森そのものだった可能性も

考えられます

聖域では樹木の伐採が禁じられ、樹木が生い茂るのを

ただ見つめるだけの環境で樹木は伸び伸びと

成長していったのではないだろうか

当初は草原であったかもしれない聖域でも、樹木が伐採される

ことも無く、徐々に豊かな森へと変化していったのかもしれない


現在でも路上の古木に祠が建てられ、神社として伐採を免れ

存続している古木の名も無き「社」が数多くある

聖域では樹木の伐採は禁じられていた名残の「生き証人」と

言えるのかもしれないですね


それにしても、神社という漢字一つとっても

明治から後に常識化された言葉・文化の多い事・・・

明治維新と神さまは深い因縁があると言う事なのでしょう

良いか悪いかは別にして・・・・・。

次回も神社と神さまについて考えてみたいと思います。
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