不必要な善意 

わが庭の 宮居に祭る 神々に 世の平らぎを いのる朝々 (昭和天皇)

◎  昔話 桃太郎 を考える 

桃太郎伝説

桃太郎の物語は、いくつかの場面で出典により違いがある。

ただし、物語後半にある鬼との戦いの場面では、概ねどの書籍

でも桃太郎側の視点での勧善懲悪物語となっている。

桃太郎の出生に関しては、桃から生まれたとする場合や、桃を

食べた老夫婦が若返って子供を産んだとする場合がある。

桃太郎の成長過程については、お爺さんとお婆さんの期待通り

働き者に育ったとする場合や、三年寝太郎のように力持ちで

大きな体に育つが怠け者で寝てばかりいるとする場合がある。

成長した桃太郎は、鬼ヶ島の鬼が人々を苦しめていることを

理由に鬼退治に旅立つが、その決意を自発的に行う場合と、

村人や殿などに言われて消極的に行う場合とがある。

出征時には両親から黍団子を餞別に貰う。

道中、遭遇するイヌ、サル、キジにその黍団子を分け与えて家来にする。

鬼ヶ島での鬼との戦いで勝利をおさめ、鬼が方々から奪っていった

財宝を持って帰り、最終的に郷里のお爺さん・お婆さんの元に帰って

幸せに暮らしたとして物語は締めくくられる。

(昔話・童話「桃太郎」のあらすじ まとめより)



日本各地に似た話が伝わるが、この話は

幾つもの説話が集合した「創作話」だと思っている


昔、大和の地で洪水があり、初瀬川が氾濫した

その時のこと、三輪山の大神神社の前に、大きな

甕(かめ)が流れ着いた

その甕を開けてみると「玉のような男の子」が

入っていた

その後、男の子は小舟に乗って播磨に行ったという



おとぎ話の骨格はこの話によるものだと考えている

古代からの伝承を様々な史実によって装ったものではないか



なぜ「キビ団子」なのか?

キビは「黍(きび)」というより、「吉備(きび)」の事で

今の岡山県の古伝承が本だと思っている

吉備と言えば【温羅(うら)伝説】が思い浮かぶ

崇神天皇の時代、吉備津彦が異国の王子・温羅を

退治したという伝承悲話である

これも諸説あり、確たる定説は見当たらないが

鬼ノ城という山城に住み着いた鬼・温羅を天皇の

命によって吉備津彦が討伐に向かったという

説話が伝わっている


温羅についても諸説あり不詳に近いのだが

后は【阿曾媛(あそひめ)】といわれる

阿曾は九州の阿蘇と関係があると思えるが

昔々、大嘗祭の時に、朝夕のお膳を奉った者の

ことを【阿佐女】と呼んだというから

古代神道との関係も考えられる


九州阿蘇と吉備は何らかの関連があると思って

間違いなさそうである


鬼ノ城のある場所はかつて【賀夜(かや)郡】と呼ばれていた


伽耶(かや)は任那ともいい、新羅に滅ぼされた半島の国

で、5世紀後半から6世紀中ころに作られた前方後円墳が

存在し、糸魚川周辺で産出加工されたヒスイ勾玉が出土する

など、古代ヤマト王権の勢力下にあったものとされる国だ

伽耶が滅んだ時に半島から逃れてきた者たちが築いた

山城かもしれない


なぜ、「犬」「猿」「雉」が家来なのか?

これは干支の九番目、十番目、十一番目のことで

さる(九)とり(十)いぬ(十一)のことだと思っている

それが方角を示すものなのかは不明だが

吉備と関係が深い【吉備真備】は陰陽師の祖である

陰陽道に精通した真備が暗号のようなものとして

後世に伝えた可能性もありそうだ

ということは、家来の三匹については奈良時代に

創られた話かもしれない

黍団子とは見返り(褒賞)であり、温羅に仮託された

吉備の支配者を古代ヤマトが侵略(平定)した時の

伝承逸話を8世紀になって書き換えたものか・・・

吉備の支配者の群臣を黍団子(褒賞)で寝返らせて

吉備を制圧した

だから、寝返る事を【温羅斬り】というのではないか?

今の文字は【裏切り】とされるが、本当の意味は

「温羅を斬る」事だったのではないだろうか・・・


桃太郎は鬼の持つ「金銀財宝」を手に入れた

鬼が近隣から奪ったという財宝は「盗んだもの」

だったのだろうか?

鬼ノ城には「鍛冶場」があったとされる

鉄製錬の技術を持った文明集団の持つ「宝」とは

鉄生産技術であったとすれば、鬼は古代ヤマトであり

鬼によって略奪されたのではないか・・・


時代の特定ができないので、定かではないが

童謡・桃太郎というのは、一つの史実の伝承ではなく

幾つかの古伝承と、6~8世紀に起きた歴史事実を

巧みに組み合わせた「告発話」ではないかと・・・


お約束の長屋の爺の妄想と暴論と言いたいが(笑)

この伝承が出雲神話と何処かで繋がっていると

思うのだが、通説と史実と言われるものが眼前に

立ちはだかり、牛の歩みの爺の頭であり、もう少し

時間をかけて整理してみたい

                    
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ワクワクしてます

こんばんは

またもや心踊る考察を拝読して、ワクワクしていますσ^_^;
幼い日の「来週につづく」が待ちきれないような(笑)

昔話しにはいくつかの真実を巧妙に組み込んで、後々に伝えている
と、言う話しも聞き覚えがあるような⁉︎
それこそ「きびだんご」の言葉だけでも奥深いですよね

かわって、沖ノ島の世界遺産登録
これは大反対です‼︎
海の正倉院ともいわれ、大変貴重な国宝のある「神の島」
観光客などむやみやたら増やしてはいけない場所があるということが、なぜわからないのでしょうか
神道を崩しにきているとしか思えません


2015/07/29(水) |URL|momo [edit]

momoさんへ

こんにちは

現代と違って書き残すこと、言い伝える事には「大きな意味」があり

軽い気持ちで残したのではないという思いから触れてみました

相当無理な論理をつなげないと完成しない爺の推理(暴論)です

期待しすぎは禁物ですよ(笑)

世界遺産というのは、明らかに外国の意図がありそうで、以前から不信感を持っていました

GHQの目的が「神道の形骸化」です、その意図を汲んだ「誰か」の策略でしょう

断固反対しなければ、土足で足を踏み入れられ穢されるでしょう

心無い某国観光客によって・・・。

2015/07/30(木) |URL|長屋の爺 [edit]

猿(オラ)の浅知恵

お早うございます
昨日謳っておりました
ももたろ~さんモモタロさん、です
『腰』が頭から離れません・・・・?
お国の言葉で考えなくては
前には進めません
『澪標』ってあるでしょ
何の標識かと思いましたが
『つくし』とは串だと解りました
つまり水脈の杭(木のくい)でした
日本語とは不思議ですね
どんどんリンク致します
ブイでは繋がりません


一週間に十日来い?
そりゃ~
無理でんがな・・・・。

2015/07/31(金) |URL|ましら・ウナ [edit]

ウナさんへ

こんばんは

なるほど・・・水脈とは恐れ入りました

串 の字源は「貝を連ねて綴じた形」で、

毌(カン、つらぬく)と同じですから、水に関連するのは

納得です 

「くし」はaiueoが変わると「こし」にもなります

お腰に付けた黍団子♪

腰は「越(こし)」の国との関連を疑っております

越と出雲は深い関係ですから・・・。

2015/07/31(金) |URL|長屋の爺 [edit]

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