不必要な善意 

わが庭の 宮居に祭る 神々に 世の平らぎを いのる朝々 (昭和天皇)

◎  天皇家とキリスト教 (一) 


日本神道の祭祀者である天皇家

その天皇家とキリスト教の関係に違和感を

感じる日本人は少なくない・・・


ところが本当はキリスト教と神道は近しい関係

がある・・・・というと、語弊があるかもしれない


順を追って説明すると

日本の神道は「多神教(アニミズム)」から

始まっている

生きとし生けるもの全てに神が宿る

いわゆる「大自然」に神の力を認め

祀ることで災いから逃れる(災いを遠ざける)

ことを実践した

万物には神(精霊)が宿り、その神から「生きる」

力をもらって、人は存在する

そのことに感謝するのが「アニミズム」である

ところが農耕が普及したころ、日本人は

大自然だけではなく、自分達の先祖をも神と

して崇拝(祀る)するようになった

生きていた人間(先祖)を神として祀ったのである

その口伝が「神話」のもとになった

神話に出てくる神々は日本の各地の部族の

先祖なのではないかと私は考えている

これを別の視点からみると、一人の人間を

神として祀ることであり、一神教と酷似する現象

といえる

たとえば「聖徳太子信仰」であり、菅原道真を祭る

「天神信仰」、応神天皇を祭る「八幡信仰」も言い変えれば

一神教と言えないこともないのである

神社でいうと、明治神宮、東郷神社、人麻呂神社、などは

実在の「人」を没後に神として祀り、神社という形式で

信仰している

ここには起源となったアニミズムとしての「神道」は

存在しない


八百万の神を崇拝しているつもりで、気づけば

一人の人である「神」を崇拝しているのが日本人

なのである



だから東郷平八郎が神様であっても、違和感なく

参拝できるのであって、そこに日本人の宗教観が

垣間見えるのである


天皇家も例外ではなく、アマテラスという祖先神

を崇拝している姿は、欧米人が「キリスト」を崇拝するのと

いささかも違わないと思えるのだ・・・・


天皇をキリスト教に帰依させようとした人物

これは紛れもない事実で、その名を・・・

フランシスコ・ザビエルという

彼は鹿児島出身の「やじろう」という日本人から

日本のことを知り、日本で布教する決意を固めた


その基本が、天皇は宗教家を統括していて

絶対的な権限を持ち、政治的なことを「将軍」と

呼ばれる者に任せている

これをザビエルはヨーロッパの状況に置き換え

ヨーロッパの宗教的権威である「ローマ法王」と

権力の実行者である「皇帝」の関係と同じと

考え、天皇をキリスト教に帰依させれば、日本は

キリスト教の国になると考えたのである

つづきは次回に・・・

                    
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