不必要な善意 

わが庭の 宮居に祭る 神々に 世の平らぎを いのる朝々 (昭和天皇)

◎  アマテルとツクヨミ 


古代ヤマトはツクヨミが支配していた

そんな事言うと「頭大丈夫か?」と言われそうだが

古代日本の祭祀は「真夜中に執り行われていた」とする説がある

今でも古くから伝わる日本の「祭り」は夜が本番ではないか・・・

出雲の身逃げ神事も夜であり、日の神が地上から隠れた時間に

誰が祭祀を執り行ったかと考えれば、夜を支配する神に違いない

その神こそ【ツキヨミ(月読神)】だと私は考えている

神祭りの祭祀者(祭神)は【日の神】である訳が無いと思う根拠である


アマテルからアマテラスに日の神(太陽神)をすり替えた時、矛盾する

いくつかの問題をクリアするために、闇に葬られたのがツクヨミだった

可能性は否定できないのではないか・・・


生命の誕生にも深くかかわっている月の神

人間の体は月の影響を強く受けているのは知られた話

それほど重要な神の事を「封印」せねばならなかった事情とは

相当なものであることは感じるが、いったい何が不都合だったのかは

不比等に聞いて見なければ永遠にわからないかもしれない


魏志倭人伝にある

 「倭王は天を以て兄となし、日を以て弟となす。天未だ明けざる時、

出でて政を聴き跏跌(かふ)して坐し、日出れば便(すなわ)ち理務

を停め、いう我が弟に委ねんと」
 



つまりは兄である倭王は夜の間に政(まつりごと)を行ったといい

夜が明けて日が昇るころに、弟である日王に委ねたとされるのだ



つまり、古代日本では太陽神信仰というより、月神信仰だったという

可能性もあるのではないか

太陽は恵みをもたらすというのは「農耕民族」の価値観であり

古代人にとって生命の誕生こそ大事な摂理だったのではないだろうか


月神(ツクヨミ)が兄であり、日神(アマテル)が弟だった・・・・

そこには女神などの介在する余地は無かった

太陽神は間違いなく【アマテルという男神】だったと解釈できるのである


アマテラスとは太陽神アマテルに仕えた【日ノ巫女】 ヒルメノムチだった

その巫女を持統天皇は自らを合体させ、皇祖神アマテラスとして創作した


アマテラス信仰とは持統天皇を祖とする、新しいヤマトの建設の重要な

基盤になるものであった

そのためには太陽神を取り換えたばかりでは無く、古代神道の主祭神

である月神・ツクヨミまで抹殺してしまったのではないだろうか


歴史は夜創られた?

いや、神祭りの歴史は夜だから創られたのかもしれない。


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考える糧

長屋の爺殿 こんにちは。お邪魔します。

爺殿には、いつも考える糧をいただいております。ありがたいことです。

最寄駅の前に村社があります。 
駅を利用する時は必然的に村社に沿って歩くことになります。

境内には立派な古木が数本あり、必ず話しかけます。
この季節、朝なら「今日もお天道様の姿は見えませんねえ。」、夜ですと「お月さまは雲に隠れておりますねえ。」

といった具合に、一年中話題はお天道様とお月さまです。

さて、古代、例えば縄文時代の夜に身を置いて見ますと、
聞こえるのは狼の遠吠え、梟の鳴き声、夜空を見上げて何思う、、、
月の満ち欠けは、神秘性を帯びています。 

時を経て、黎明を前にまつりごとが行われるようになったのでしょうか。

今日もまた色々と考える糧を得たようです。

2016/07/18(月) |URL|AKI [edit]

太陽と月

AKIさん こんばんは

月をしみじみ見る人は多いが、太陽をじっくり見る人は少ない気がします

ところが、太陽の恩恵を感じている人は多いが、月の不思議なチカラによって生まれたと感じている人は居ないのではないでしょうか

古代人は月の不思議なチカラ、偉大なるチカラの存在に気付いていたのかもしれません

2016/07/18(月) |URL|長屋の爺 [edit]

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